Vol. 2  収納は“南海”におまかせください

南海プライウッド株式会社 元谷太亮氏

第2回目のインタビューのお相手は、南海プライウッド株式会社営業推進グループ営業企画チームマネージャーの元谷太亮氏。南海プライウッド株式会社は本社を香川県高松市におき、収納材や天井材を販売する創業75年周年を迎える大手メーカーです。昨年「収納生活」というトータルブランドコンセプトを立ち上げ、東京千代田区神田には収納に特化したショールームをオープンしました。アンジェ・リュクスの収納プランニングでもよく提案させていただくバリエーション豊かな収納材。モノづくりの裏側にはどんな想いやご苦労があるのか、お話を伺ってきました。
 
写真提供 /南海プライウッド株式会社
取材・構成 / 宮嶋ナオコ
※文章・画像等の無断転用禁止

 
 

※東京ショールーム
 
—新しい収納製品ブランド「収納生活」が立ち上がり、東京にショールームができたのですね。
収納作りは安い買い物というわけではありません。実際に見て、触って、体感し、空間をより具体的にイメージできることでユーザー様の安心感・満足感につながると嬉しいです。今まで本社のある高松にだけあったショールームですが、より多くの方に実物に触れてもらいたく、東京ショールームを開設しました。ショールームには玄関からリビング・キッチン・サニタリールーム・ウォークインクローゼット・ベッドルームと間取りをイメージして住まいを再現しています。あらゆる場所ごとにすべての収納製品を作っていくのが開発のコンセプト。例えば玄関であれば、ボックスタイプ・パネルタイプ・棚柱タイプといった1つの場所にも複数の製品をご用意し、多様なニーズに応えられるようにしています。
 
 
来場者の反応はいかがですか?
カタログやサンプルだけでは分からない実物の質感、色目を見てもらえるのは大きなメリット。使い勝手を体感できるだけでなく、クロスとの組み合わせ、商品同士の組み合わせ、配置なども合わせてご紹介できるので、トータルにイメージがしやすくなり喜んでいただいています。収納も家具のように様々にコーディネートでき、ワンランクアップした豊かな空間を演出することが可能です。
 
 

※東京ショールーム
 
また、工務店様やハウスメーカー様だけでなく、施主様がダイレクトに足を運んでくださるようになりました。収納に特化したショールームは他にありません。現在は、毎週水曜日と月2回の土曜日を一般のお客様の来場日としています。
 
 
豊富に取り揃えられた製品ですが、新商品はどのようにして生まれるのですか?
大きく分けると2パターンあります。毎月1回「顧客満足度調査報告」という営業に集まったお客さまの要望を吸い上げて議論する場があります。ここでまとまると、次は開発で揉んで判断。そこから製品のリリースに向けて動き出します。もう1つのパターンは開発発信のもの。開発グループマネージャーの大須賀氏曰く、生活の中から得たヒントやアイデアを形にするべく店舗や乗り物なども観察し、デザイン的なこと・陳列・金物の使い方などいろいろと参考にしているとのこと。生活スタイルの変化や流行りも重要で、特に家電製品には注目。納めるもの、置くものの変化で生活動線が変わります。木材ベースの棚板メインですが、技術の進化にもついてく必要性があります。作り付けの収納屋として、そのあたりの対応は大変です。
 
 
人気のある商品は?
主力は棚板です。あらゆるスペースに自在に収納を作ることができるランバーシリーズなどはカラーのラインナップや規格が豊富にあります。金物も背壁で固定するタイプや両壁に納めるタイプ、可動・固定などバリエーションをどんどん増やしています。他に負けない自信があり、「収納は南海におまかせください!」と胸を張って言うことができます。
そしてシステム収納。側板・仕切り板といった垂直板にプラスして、棚やハンガーパイプ、引き出し他スラックスハンガーやシャツトレイ、ギャラリーケースなど様々なパーツを自由に組み合わせることが可能です。収納はどうしても後回しになりがちで、スペースに限りがありますが、それでも現場の間口に合わせカスタマイズすることで空間をフル活用。ジャストで綺麗に収めることができるのは家具とは違う備え付け収納の良さだと思います。
 
 

※東京ショールーム
 
板の材料は何ですか?
ファルカタ材といって、インドネシアでポピュラーな植林木を使っています。マメ科の植物で成長が早く7−8年で製品として使える大きさまで成長します。植林木を使うことは貴重な森林資源を守ることにもつながっています。ファルカタ材は性質が桐に似ていて軽くて、可動がスムーズ。女性にとっても扱いが楽です。加工もしやすくてカット断面がきれいなのも特徴です。
 
 
今後の取り組みについて教えてください。
ニーズ多様化の中、プランニングの提案までをご要望いただくようになってきました。開発した商品をどのように使ってもらうか、使い方の提案はとても大切です。現在、「プランセレクトツール」という収納提案ツールを手がけているところです。ユーザー様自身がプランを作るツールなのですが、商品知識がなくても簡単に商品の組み合わせを選べるものになるよう開発を進めています。例えばクローゼット収納の「ノエル」だけでも、考え得るプランは1万プラン以上になると思うのですが、それを全部こちらでご用意し、ユーザー様は条件に合わせてチェックを入れていくだけでどんどんプランの絞り込みができ、絞り込まれたプランを3DのCGで見ることができる、というものです。必要なパーツは人それぞれ。ハンガーパイプや引き出しの数も指定が可能で、場所をイメージすれば全ラインナップから選べるようなツールにする予定です。お客様の期待を満たすことが一番のゴール。ご家族みんなでわくわくしながらプランづくりを楽しめるよう完成まで頑張ります。
 
 
 
南海プライウッド株式会社
〒760-0067 香川県高松市松福町1丁目15-10
TEL:087-825-3615
HP: https://www.nankaiplywood.co.jp
 

香川提案営業センター
 

東京ショールーム
 
 
【編集後記】
実はインタビューに同席くださったのは元谷氏だけでなく、他に社員の方々3名も!和やかな雰囲気の中、収納について語る時間はとても楽しかったです。快適な家づくりに収納計画はとても大切。南海プライウッド株式会社の収納は、どんなスペースにも柔軟に対応してくれる頼もしい存在です。機能的なだけでなく、金物の色も選ぶことができるなどインテリア性も高いので、トータルコーディネートするとスッキリお洒落な空間に。他社に真似できない「痒いところに手が届く」モノづくりは、収納の先にあるユーザーのより豊かな暮らしを想っての努力の賜物。ますますファンになりました!これからも収納のトップメーカーとしてさらなる飛躍を遂げられることと思います。我が家もそろそろリフォーム適齢期。その時にはお世話になります。
 
 

※ジャパン建材フェア(2018)にて
北海道・東北営業チーム 大下博史氏(左)と元谷氏
 
 
 


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